本家尾張屋 「宝鍋」
寛正六年(西暦1465年-応仁の乱の前年)創業の本家尾張屋。
尾張から京へ移り、お菓子屋として創業、宋からの禅修行僧によって伝えられた技術によって寺院から蕎麦作りの注文が入ることになり、江戸時代中期には蕎麦屋としても知られるようになります。
以前の記事で紹介したように、そば粉を使用した和菓子も有名なのですが、今回はこちら「宝鍋」をご紹介します。
尾張屋には何代にも渡るお付き合いのお店があり、永く尾張屋の味を支えて来たと言います。このご縁は尾張屋にとって宝で『この宝を京都だけでなく広く味わってもらいたい』という思いから「宝鍋」ができたそう。
明治23年創業京都で一番美味しい鶏肉屋と呼ばれる『とり安』、慶応年間から変わらず京都を代表する生麩の専門店『麩嘉』、1804年創業以来京湯葉づくり一筋『千丸屋』、明治2年創業京都の高級料亭も使い続ける確かな味『茨木屋』、明治30年創業京の地豆腐として食卓に欠かせない『とようけ屋山本』、風味にこだわり360年『七味家』という錚々たる名店との協力を経てこちらの「宝鍋」が完成しました。
作り方は、セットの出汁を入れて火にかけ、材料を入れるだけ。
しめに頂くそばもあるので、至れり尽くせりの鍋セットになります。
名店の味だけあって、出汁もどの素材も美味しく、満足感は非常に高いです。
また、それぞれのお蕎麦やお豆腐、湯葉などの材料もひとつひとつがとても美味しいので、まさに京都の宝を味わえる鍋です。
年末年始におすすめのお鍋セットです。
本家尾張屋 https://honke-owariya.co.jp/
本店:京都市中京区車屋町通二条下る
11:00〜15:30(ラストオーダー15:00)※菓子販売のみ9:00〜17:00
「宝鍋」 9,500円(税込)
※オンラインショップもあり
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2022-12-31現在