麩嘉 「精進肉時雨煮」
以前、こちらの記事でもご紹介した、麩嘉。
麩嘉は古くから京都御所にも麩を献上してきた京都を代表する麩屋。
質素な精進料理であった生麩が、雅な京料理の素材として用いられるようになる過程で、麩嘉の貢献は大きいそう。寺院や茶道のためだけでなく、料亭からの注文にも柔軟に応じ、毎朝出来立ての麩を届け、そのおかげで、京都の料亭では生麩を使った様々な料理が考案され、麩は京都を代表する食材のひとつとなったとの事。
前回は麩まんじゅうをご紹介しましたが、今回はご飯と一緒に食べても美味しい、精進肉を使用した「精進肉時雨煮」をご紹介します。
こちらは、「京ゆば」の名店としても知られる「湯波吉」と共に作ったという「精進肉時雨煮」です。
一番最後にだけ引き上げる希少な飴色の湯葉「甘ゆば」と、麩嘉の「利休麩」を上品に炊き上げた生姜の香り豊かな逸品です。
「利休麩」とは、お麩に昆布だしに醤油、みりん、砂糖で味付けして揚げたものです。
「利休麩」も「甘ゆば」も歯ごたえがよく、精進肉とはいえ、十分に食べ応えがあります。
ご飯のおともとして丁度良い味付けで、どんどんご飯が進んでしまいます。
精進肉ゆえ、内臓への負担も少なく、ダイエットや健康のために肉食を控えている方にぜひおすすめです。
ベジタリアンの方へのギフトとしてもぜひ。
本店:京都市上京区西洞院通椹木町上る東裏辻町413
9:00〜17:00(月曜日定休)※こちらでは小売りはしておりません
「精進肉時雨煮」 1,512円(税込)
オンラインショップでも購入可能。
2023-1-6現在